アイドル史上究極の振り付けに迫る
あれは僕が中学一年生の頃だったと記憶しています。
「歌のトップテン」という番組でオレンジ色のロングスカートをはいた南野陽子さんが、それまでの常識では有り得ない、目の覚めるような撫子爆発の振り付けを披露したのです。
https://www.bilibili.com/video/av35727380/?spm_id_from=333.788.videocard.17
この動画が当時の映像に近いですが、私が観たものはもう少し上のアングルからカメラで撮ってました。
家族と一緒に観ていて、私は思わず「南野陽子ってカワイイよね」と母親に言ったことを覚えています。
その後すぐに南野さんの下敷きを購入したので、よほどのショックを受けたのが分かります。
https://www.bilibili.com/video/BV1rs411c7Wb/?spm_id_from=trigger_reload
この振り付けは深いです。
将棋で言えば、新戦法を編み出すくらいの業績だと思います。
南野さん以前、そして南野さん以後、これを越える振り付けに出会ったことは無いと断言できますから。
南野さんのオリジナル振り付けだと分かるのは、右半身に振りの動作が集中していることです。
南野さんは車で移動中に曲のデモテープを聴きながら、後部座席の左側に座って振り付けを考えていたとテレビ番組で話していたんです。
曲に恵まれる強運と、それに自分の振り付けを足すことのできる才能を併せ持った南野さんは、まさにアイドルになるべくしてなったのだなと思えます。
出典は忘れましたが以前、坂本龍一さんが、YMOというバンドのメンバーだったことを「財産だと思ってますけどね」とテレビで言ってたんですが、南野さんご自身も、南野陽子というアイドルを演じられたことを、「私の財産だなー」と感じているかもしれません。
麻宮サキ役もですね。